① 昭和6年9月~昭和39年 はこちらから!

成長期(白石工場建設から創業40周年まで)

昭和39年12月に白石工場がスタートしたことを機に、株式会社ロバパンはいよいよ成長期へとスタートを切った。大量生産に合わせて大量販売の路線、販売網拡張へ着実に歩みだした。


昭和40年8月25日、札幌市南1条西3丁目大丸ビルの一角を改装し、十字街ロバパン新店舗が開店した。この時のテープカットには原田札幌市長婦人がお見えになった。(写真右)


昭和41年には創業35周年を迎え、その記念にインド産のオス・メス2頭のロバを円山動物園に寄贈した。


昭和43年6月1日、ロバパン十字街店が欧風に新装開店。
その直後の17日、高松宮殿下が十字街売店パーラーでお食事を召し上がられた。
この年は開道100年の年にあたり、9月には天皇、皇后両陛下が来道された。その時には御料品を勤納している。

 

 

9月には再び高松宮殿下がお成りになり、社長苦心の献立になる北海道の味を活かしたパン料理をご賞味、とてもお気に召したようで「今日の記念に」と、パーラーのメニューをお手にお帰りになられた。

昭和44年6月2日、ロバパン南店開店

昭和44年6月2日、ロバパン南店開店

昭和44年6月2日、札幌市南8条西7丁目にロバパン南店が開店。
昭和45年には苫小牧市、旭川市に販売を開始した。
昭和46年8月17日、十字街売店を改装、セルフサービスという当時ではまだ珍しかった新販売方式を開始した。

 

 

この道一筋40年・・・記念式典の様子

この道一筋40年・・・記念式典の様子

昭和46年にはロバパンは創業満40周年を迎え、北海道知事、札幌市長をはじめとする財界著名人600名あまりの参列をいただき、盛大なる記念式典をパークホテルで開催。

こうして次なる飛躍への地盤が固まっていったのである。


飛躍期(創業50周年に向けて)

基礎ができ、地盤も固まった。いよいよ飛躍へ向かってスタートは切られた。

昭和47年2月10日、そして7月12日、高松宮殿下がご来道。いずれも十字街売店パーラーでお休みになったり、昼食をお召し上がりになられた。
何度も足をお運びいただいている。


同年12月28日、本社3階事務所増築が完了し、落成式を行う。

昭和48年12月1日、ビル建設のため十字街売店を南1条西2丁目に移転。売店、パーラー、インストア工場を新装した「グッディショップ・ロバンナ」を開店した。


昭和49年8月3日、第6回日本ジャンボリー大会ご臨席の皇太子殿下御料品角食パン謹製。
9月3日大会運営寄与により感謝状をいただく。

昭和51年7月20日、イトーヨーカドー琴似店ロバンナ開店。
同年8月21日、ロバパン琴似店開店、9月15日琴似工場火入れ式が行われた。

9月21日には室蘭営業所開設。まさに飛躍へ邁進(まいしん)する時期であった。

 


昭和52年4月29日、石上寿夫社長勲四等旭日小綬章叙勲。5月27日にはパークホテルにて祝賀会が盛大に開催された。

同年6月20日、グッディショップ・ロバンナ閉店。

10月21日からロバパンの食パン類が無漂白パンとなり、11月1日から製粉会社から出荷される小麦粉がすべて無漂白となる。

11月5日、イトーヨーカドー北42条店(※) ロバンナ開店。
(※ イトーヨーカドー北42条店(札幌市東区)の店舗について・・・ 1977年(昭和52年)10月27日開店 – 2007年(平成19年)1月14日閉店)

昭和53年2月、帯広営業所開設。

同年4月10日には、ロバパン役職者夕食懇談会が催された。102人の役員が集い、さらなる飛躍へ向かって誓い合ったのである。

 


飛躍期2(創業50周年を迎えて)

昭和54年、ロバパンは陣容を整えいよいよ飛躍へ向かって離陸の姿勢に入った。1月16日、旭川営業所を旭川工場と改称し、新社屋で業務を開始する。2月7日には火入れ式が執り行われた。

8月には浩宮徳仁親王御料品として角食パンを謹製。

翌年10月、調理パン・米飯部門を「株式会社デリカランド」として独立。同時に高級パン・菓子生産会社として「株式会社ラ・ボンテ」を設立。

 


11月には1時間に43袋生産の新しい食パンラインも完成した。
組織変更も行われ、目標に沿って固められた地盤の上に確固たるレールが敷かれたのである。
半世紀の歴史を背景に先導者の統率のもとにロバパン号は高らかに汽笛を鳴らし一路発進!


翌昭和56年9月1日、株式会社ロバパンは創業満50周年を迎え、その記念式典が盛大に執り行われた。


全道に敷かれたレールから、また新たな輝かしい明日へのスタートが切られた。


一部、画像修正を行っています。

ロバパン本社・本社工場
1980年(昭和55年)頃

当時のロバパン 関連会社「デリカランド」工場
札幌市白石区本通4丁目北1-17
(昭和55年10月~平成13年6月)

 ロバパン第二工場(当時 1980年(昭和55年)頃)

本社工場から国道12号線を挟んだ向かい側にあった
「ロバパン第二工場」 1980年(昭和55年)頃
現在は廃止しています。

本社工場にあるロバの像「躍進」について

ロバパン本社工場(国道12号線沿い)にあるロバの像

当時、本社工場の稼働時に象徴であったロバが “躍進” する姿を、従業員がお金を出し合って銅像を制作。

彫刻家 山内壮夫 に依頼した。

この像は高さ2メートル、首から尾までの長さ3メートルで、備え付けの台は噴水となっています(現在は、噴水を使用できません)。

山内先生が当時「ロバの躍動する姿に苦心した」と語っていた。

ロバの像「躍進」についての注意事項

当社にて、現存する資料より、詳細を掲載しております。またこの件について、そのほかの情報についてのお問い合わせはお答えできない場合がありますのであらかじめご了承ください。

お越しになる際は、国道12号線沿いの歩道より拝見できますが、無断での当社敷地内への立ち入りは事故防止などの関係上、ご遠慮いただきたく、ご理解ご協力をお願いいたします。

山内壮夫(ヤマウチタケオ・1907-75年)について

山内 壮夫は、日本の彫刻家。郷里である北海道をはじめ、日本各地に多くの野外彫刻が設置されている。 出典元:Wikipedia